2009年4月22日

Demodex (デモデックス)

2008/4/22


先週の水曜日頃からだろうか、ディオの首元の毛が薄くなっていることに気づく。
そのうち、ポチポチと赤みを帯びてきた。
そこまで痒がることをしなかったけれど、昨日ガシガシと掻いている姿を発見。

『少しでも気になったら病院へ行く』
これを、私はお兄ちゃんの時に学んだので、昨日日本橋先生のところに診てもらいに行きました。

診察の結果・・・・
「ニキビダニ」というダニが寄生していることが原因の皮膚炎。
先生が図を書きながら説明してくれました。




ニキビダニは、別名アカラス(英Demodexデモデックス)と呼び、クモ科に属するダニの一種で体長0.2-0.3mm
毛根を包む毛包という部位に寄生するので、毛包虫とも呼ばれている。
皮膚に薬液を垂らし、出血するくらい擦り皮膚を採取して、顕微鏡で観察をしなければ確認が出来ないものだとか。

このニキビダニは母乳を吸う際など、母子感染が主要経路と考えらおり、一般的に少数ではあるがニキビダニはほぼ全ての犬にも寄生しているそうです。

寄生していても、特に何もなければ、じっとおとなしく毛包内に生息しているらしいです。
詳しいことは分かっていないものの、何らかの原因、例えば、ストレス、免疫力低下、栄養状態など、皮膚の抵抗力が落ちた時に発症してしまうそうで、生後2か月~12か月までの、免疫が確立するまでの間に発症するこが多く、ただ、子犬時期の発症は、症状が比較的軽く、お薬を投与することより、約9割は治癒することができるということでした。
ただ、長期的な治療経過は必要。

それより、3歳以降に発症した場合、免疫疾患の疑いがあり、治癒には相当の時間がかかるとのこと。
しかも、この症状を調べると、再発の可能性もあるため、十分に気をつけていかなくては・・・。

今回処方されたお薬は ”イベルメクチン”
ちょうどフィラリア予防薬を勉強していた中で、出てきた成分でした。

日本橋先生も、今回使うイベルメクチンはフィラリアの予防にもなるので、これから予定しているフィラリア予防薬を改めて服用することは不要です、と教えてくれました。
ただ、このイベルメクチンは、コリー種(コリー、シェルティ、ボーダーコリー)などには副作用が強いので不向き。

体重は3.7kg
投与量は0.1mg/日

スポイトに0.1mgを吸い取り、口径投与。
これを1週間毎日1回服用して、1週間後に診察に来て下さいとのこと。
副作用などの問題がないようであれば、投与量を0.1mgから増やすことを検討しているそうです。
まずは来週、そして状態が良ければ、2週間後、3週間後というように診察の間隔を開けていくようにするとか。

服用については、口の中にスポイトの先から液体を押し出すわけですが、ディオは特に嫌がる事もなくお薬を飲んでくれました。
中には、吐いてしまったり、元気がなくなってしまうような子もいるようでしたが、昨日の夜も今日の朝もちゃんとご飯を食べてくれたので安心。

この症状を発症してしまった後でも、普段の生活には一切の支障はなし。
お散歩もお風呂も、通常通り。

幸い、他のワンちゃんにもネコちゃんにもヒトにも移るという心配はないそうです。
というのは、一度寄生した宿主の皮膚で、一生を過ごす特徴を持っているとか。。。

とにかく、発症の要因である免疫力の低下は私のせい。
ディオは毛が短いからダニとかは大丈夫かな~なんて勝手な想像もいけなかった・・・。

もっと早くに連れて行ってあげればよかったとも後悔。
そしたらもう少し早く治療を始められたのに…。

先生も大丈夫治りますよって言ってくれたし、出来る限り早く治るように一緒にがんばろう!!!

0 件のコメント:

コメントを投稿